こんにちは、桃です。
突然ですが、あなたはやる気を継続するのが得意ですか?
私は、超が付くほどやる気の継続が苦手です。瞬発力と短期決戦タイプなので、目の前に締め切りが近づいてきて、ようやく焦って行動するといった具合です。
これは私の性分だから仕方ない!とさえ思い続けてきたことだったのですが、なんと!やる気(モチベーション)はメカニズムが深く関係しているということを最近知りました。
ということは、やる気(モチベーション)のメカニズムを理解して自分でマネジメントすれば、その悩みはまるっと解決してしまうわけです!
- 意欲はあるのに行動が続かない
- いつも3日坊主で終わってしまう
- 何をやっても中途半端
- できない言い訳ばかりが得意になる
こうした悩みを手放して、「行動ができる自分」「継続が得意になる自分」に成長したいと思うあなたはぜひ最後まで読んでください!
モチベーションはコントロール可能なマネジメント技術
モチベーションのメカニズムを知る
そもそも人はなぜモチベーションを維持できないのでしょうか?
それは、モチベーションとホメオスタシスの関係を知ることで理解できます。
ホメオスタシスとは、生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする生理的機能のことです。
例えば、暑い日には汗をかいて、体温を下げます。また、寒い時には身震いをして体温を上げます。
このように私たちの生命活動を維持するために、安心安全で快適な領域で留まるよう無自覚で働く機能が人には備わっているのです。そのため、生存本能に基づいて現状維持しようとするホメオスタシスの働きは、すなわち「元に戻ろうとする機能」と理解してください。
- 早起きを始めるぞ!
- ダイエット頑張るぞ!
- 無駄遣いをやめて貯金を始めるぞ!
と決意し、やる気が高まったにも関わらず、数日経ったら、「やっぱり私にはムリ。」「やりたいと思ったけど、勘違いだったかも。」と、テンション高くやる気に満ち溢れる前の自分に戻ってしまった経験はないでしょうか。これがまさに恒常性(ホメオスタシス)の作用です。
このことから、モチベーションはホメオスタシスに反応する関係性と言えます。
ホメオスタシスは敵にも、味方にもなる
一般的には、変化することにホメオスタシスが働くようになるため、瞬間的に高ぶる気持ちややる気でテンションは上がるけど、モチベーションはあがらず、結果、変わりたくない!を選んでしまいます。
これは、ホメオスタシスが現状維持プログラムとなって、私たちの変化を拒む障壁になるためです。繰り返しになりますが、人にはこれまでの自分が心地よいと感じた状態へ自然と戻っていく性質が備わっています。
だから、努力を継続できない自分を責めることや決めたことを最後までやり抜けない自分に対して恥じることはありません。
とは言っても、自分を責めてしまうのだとしたら、変わりたい。もっと成長できる自分を信じたいからなのだと思います。
だとしたら、あなたのホメオスタシスが、変化し続けることやチャレンジすることに働きかけるようになれば良くないですか。これまで敵としてみなしていたホメオスタシスを味方にするのです。
そうすれば、あなたは変化し続けないと逆に気持ち悪いと感じるようになり、無自覚に変化し続ける行動や選択をするようになります。
なぜならホメオスタシスは、現状維持しようとする機能だからです。そして、これがモチベーションと向き合う第一歩なのです!
このことを前提として、ではどのようにすれば、ホメオスタシスを味方にして、自分の成長や理想の未来のために作用させることができるようになるのか?を次項からは更に掘り下げてお伝えしていきます。
ホメオスタシスには、良いも悪いもなく、「これまでの自分が心地よいと感じた状態へ自然と戻っていく性質的作用のこと。」
そもそもの「マインドセット」を変えよう
「どのようにすれば、ホメオスタシスを味方にして、自分の成長や理想の未来のために作用させることができるようになるのか?」について、早速お伝えしていきます。
それは、ホメオスタシスという強烈な現状維持プログラムを、これまでとは真逆の方向へ作用するようにするということです。
簡単にいうと、「逆手にとって、使う!」ということです。
たとえば、
- 新しいことに挑戦したいけど怖いなぁ。→ 新しいことだから挑戦してみよう!
- アドバイスもらったけど、本当に成果出るのかな。→やったことがないことだから、やってみよう!
このように、心地よいと感じた状態(コンフォートゾーン)へ自然と戻っていた自分の意識を、逆の方向へ向かわせることで、現状の方が居心地が悪いから、早く理想に近づきたいと意識を変化させることです。
その意識の変化を起こすポイントが、「習慣」です。
顔を洗うことや着替え等、日常の習慣になっていることをやるときには、ほぼ無意識で動き、気合いが必要なほどのパワーはなくても問題ないですよね。
このように習慣になると、やる気や気合いなどの大きなパワーなしでできるようになるため、変化に対するストレスよりもわくわくの方が高まります。その結果、理想の状態に近づいていきます。
ホメオスタシスは大きく変化や行動をすると、強く引き戻そうとする作用が働きます。それは、もとの快適な状態へ戻ろうとするため、変化のエネルギーに比例した力で押し戻そうとするためです。
そこで、ホメオスタシスを味方にするためのポイント2つ目として、ホメオスタシスに気づかれない程度に小さく行動していきましょう。そして、その小さな行動を毎日継続して積み重ねていくことが大切です。
小さな行動の変化にもホメオスタシスは作用するため、毎日行動して慣れさせていかないとこれまでのホメオスタシスを越えることはできません。
大切なことは、変化を早く、大きく起こそうと焦らずに、自分の変化や成長に繋がる日々の行動を淡々と続けていくことです。その結果、コンフォートゾーンが広がり、変化や成長を続けずにはいられない自分になっていきます。
もし、あなたが本当に変わりたい!と思うなら、「毎日の自分との小さな約束」を今日から始めてみませんか。日記のように記録をしてもいいですし、スマホのタスクでチェックしながらマネジメントしてもいいと思います。あなたのを「毎日の自分との小さな約束」をよかったら、コメントで教えてください。アウトプットすると不思議と約束を守りたくなりますから!
まとめ
今日お伝えしたホメオスタシスとモチベーションの関係について、いかがでしたでしょうか。
まずは、新しい1%の考え(アドバイスもらったことや知り得たこと)を実践するなどして、やったことのないことを普通にやってみてください。普通にやってみるというのは、詮索したり、自分の頭で考えず、ただやってみるということです。
新しい1%の考えを取り入れて、その新しいフィルターを通して、自分を分析・コントロールすると人間的生き方は確実に変わります。それは、ホメオスタシスに縛られなくなるからです。すると、変化が怖くなくなります!
モチベーションをいつも高い状態にするためには、変化し続けられることを当たり前のレベルでやるようになることです。
成長が遅い人ほど、変化に臆病になります。それは、まさにホメオスタシスとモチベーションの関係を知る前のかつての私です。
ホメオスタシスを味方につけて無意識を変化させ、自分のことも人生も全部自分が理想とするより良いものにしていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。